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8月
16
DIARY

Inasanohama

こんにちは

皆様、夏季休暇も終盤を迎えておりますが、いかがお過ごしでしょうか

今回は出雲の注目行事についてご紹介致します

出雲の秋といえば、全国の八百万の神々が集う「神在月(かみありづき)」

その始まりを告げる神聖な行事が、稲佐の浜で執り行われる「遷座祭(せんざさい)」です

 

稲佐の浜は、古事記や日本書紀にも登場する由緒ある場所で、

国譲りや国引きの神話の舞台としても知られています

その神聖な浜辺で行われる遷座祭は、出雲大社で行われる「神迎神事(かみむかえしんじ)」と深く結びついています

毎年旧暦10月10日の夜、出雲大社の神職たちは稲佐の浜へと向かい、ここで八百万の神々を迎えます。遷座祭は、そのために大国主大神を稲佐の浜へとお遷しする大切な儀式です

神職や氏子が松明を手に列をなし、海辺で清祓いが行われた後、八百万の神々をお迎えする準備が整えられます

この後、神々は「神迎の道」と呼ばれる参道を通り、出雲大社へと導かれます

そして神在祭(かみありさい)を中心とする諸祭事の中で、国の安泰や人々の縁結びについて話し合われると伝えられています

稲佐の浜の遷座祭は、出雲大社の神在祭へと続く“はじまりの神事”

その荘厳な光景は、まるで神話が現代に生きているかのような感動を与えてくれます

観光で訪れる方も見学が可能ですが、祭典の最中は静かに心を澄まし、神々を迎える雰囲気を大切にするのがマナーです

出雲大社のご神威に触れる特別な機会

もし秋に出雲を訪れるなら、ぜひ稲佐の浜で遷座祭を体感し、神々の息吹を感じてみてください

 

LE Osakabe

2025-08-16DIARY