
BYAKU Narai

Good morning
SL Gunjiです。
みなさま、中山道を知っていますか?
中山道(なかせんどう)とは、江戸時代に整備された五街道の1つで江戸の日本橋と京都の三条大橋を内陸経由で結ぶ街道です。
近頃はインバウンドの影響で海外からも注目を集めており、海外からのハイカーが本年度過去最多で、3万6162人、106カ国から来訪と記事にも取り上げられてました。
今回私が訪れたところは、
“奈良井宿”
四百年の歴史をもつ中山道の中で、日本最長の宿場町として今もその当時の面影を色濃く残しています。
中山道六十九次の中でもちょうど真ん中に位置し、多くの旅人で栄えた宿場町です。
そして今回のお目当ては、町のシンボルでもあった創業1793年の酒蔵「杉の森酒造」をはじめ、「豊飯豊衣民宿」「三澤漆器店」「寺前住居」といった4棟の特徴的な歴史的建造物を宿にした宿です。
“BYAKU Narai”
ここのコンセプトがとっても素敵でして、
宿
という文字をみてみると
その中には
”百”
という文字が隠れています。
その漢字を読み解けば、
百の家、百の人
という意味が宿っていることに気づきます。
百年の家の下に、百人のつながりがある。
そのつながりが、建物を何百年も遺し、想いも何百人に広がっていく。
そんな古来からの宿の在り方を探求したい。
百(HYAKU)は重なっていくことで
何百(BYAKU)になるはず。
あなたの人生に美しい思い出を重ねていただくために、百の地域の体験を用意してお待ちしています。
というコンセプトです。
泊まる前から、このストーリーの時点で好きです。
さまざまなタイプのお部屋があるのですが
今回宿泊したのは、
“百一”
天窓のある前室、
床の間を持った寝室
二面の窓から陽の光が差し込む明るい居間
という三つの異なる顔をもつお部屋が続いています。
お部屋の中には可愛らしい和菓子が
奈良井宿の人たちとともに抽出した地域の100の体験がカードにされたものが添えられておりました。
こちらの宿はオールインクルーシブで食事も最高でした。
地域の季節のもので構成されたコース料理です。
確か半径何キロ圏内のハーブ農園、養鶏場など地のものをつかっているんだとか
長野県では有名な”おやき”
に猪肉をねりこんだもの。
葡萄の木で燻したとのことで、風味豊かで
一品めから感動です。
こちらは宿にちなんだお酒
Narai
原料米の「金紋錦」は山田錦の系統で、
長野県のごく一部で生産されてきたことから幻の酒米と言われています。
(食事とよく合い、とっても美味しかったです。もちろん翌日購入して帰りました。)
最後の食後酒もしっかりといただきました。
温泉につかって就寝
翌朝もきりっとした寒さでしたが、
最高の目覚めでした。
朝食、なんとも豪華でした
今回の旅はとても特別で、
奈良井宿の世界観にどっぷりもつかってまいりました。
日本人のわたしが知らないことがたくさんあり
日本っていいな、
自分の国の素晴らしい歴史を知るべきだ
と思えた旅でした。
外国人からは人気な中山道の旅ですが、
ぜひ日本の特に若い方にも訪れてほしい宿だなと思いました。
自信をもっておすすめできる
素敵な旅先ですのでみなさまもぜひおとずれてみてください。