baroque
皆さん、こんにちは。
本日のblogはFEのKuwaharaがお送りいたします📝
紅葉も舞い散り、より深まった秋が到来しておりますね。
元気にお過ごしいただけておりますでしょうか?
気づけば 後1カ月半ほどで年末を迎えますね!
残りの2022年も心ゆくまで堪能してまいりましょう🌿
今回は、2年前に出会ったある印象的な演劇作品
「鵺的 バロック」についてご紹介いたします🎞️
まず「鵺的」について。
正体がつかめない、はっきりしない物事・人のことを 「鵺(ぬえ)」と表しますが、
読み方は 「ぬえてき」で 「得体のしれない存在」という意味を持っています。
実は演劇ユニットの名前でして。
【鵺的】
脚本家・高木登によるオリジナル作品を上演することを目的とした演劇ユニット
アクチュアルな題材を悪夢的に描くことを特徴としている。
現代社会の歪み、そこを生きる人間の姿、新しい人間関係の在り様など
「いま、このとき」を生きる表現することに注力した演劇を行っている。
名の通りですね🖊️
そして観劇に訪れた地は 演劇の地 【 下北沢 】。
今も10劇場以上の演劇小屋があり、私が観劇しに行ったのは「ザ・スズナリ」でした。
みなさまもご存じの劇場ではないでしょうか?
こちらは小劇場演劇専用の劇場で
1981年3月に上演された作品を機に
本格的に劇場として使用開始となりました💡
下北沢が演劇の地と呼ばれるようになったのも、この「ザ・スズナリ」が発祥とのこと🎥
そして歴史ある劇場で 第13回公演「鵺的 バロック」を観劇。
本作は一般的に法律の下「良いとはされない」「奇怪」な行いに手を染めてしまう一家の物語。
バロック時代から守られ続けてきたある一軒家で起こる人間の恐ろしさや醜さにフォーカスした悪夢物です。
劇中では1人1人が思いのままに生き、正の道を外れ、味方が居なくなり、
それでも自分がここに生を全うしていることを強く刻もうと足掻き藻掻く姿が記憶に焼き付いています。
箱が小さい分、音の反響と奥行きの狭さを窮屈に感じ
会場全体を丸ごと舞台上にいるような感覚にさせるのも演出の一部なんだなと鵺的のこだわりを感じました。
普段感じることのできない不思議な体験をしたのを覚えています。
舞台観劇をするようになって 早四年ですが、演劇作品から多くの刺激を得てきました。
その中でも今回は、人間そのものの有り方や世間からの見られ方、
自分が自分の価値観で生きることの大切さを知るいい機会になりました。
見られ方に拘ることも大事ですが
それ以上に自分が自分で有ること、
相手にも許容の心を持つこと、
そしてまず受け入れることを大事にしていきたいなとおもっています。
演劇は普段目にしないからこそ得られるものがあって魅力的です。
みなさんにも素敵な出会いがありますように📚
FE.kuwahara