
心豊かな秋のひとときを

お疲れ様です。
本日のBLOGは、25Rookie AD Yonagaが担当いたします。
心地よい風が吹き、空の青さが一段と美しく感じられる季節となりました🍂
過ごしやすいこの時期は、自然と心が落ち着き、芸術や本との出会いを求めたくなります。
皆様は、いかがお過ごしでしょうか。
私は先日、日本橋で開催されていた「クリムト・アライブ 東京展」に足を運んできました。
通常の展覧会とは異なり、この展示は「没入型展覧会」と呼ばれる形式。
単なる鑑賞にとどまらず、作品の世界に入り込むような体験を味わえる点が特徴です。
https://klimtalive.jp/
没入型展覧会の醍醐味は、大きなスクリーンに囲まれた空間そのものです。
四方から映し出される映像と、全身を包み込む音響効果、そして場内に漂う香りまでが一体となって、観客を作品の世界へ誘います。
これまで静止画として親しんできた作品が、命を宿したかのように展開され、視覚・聴覚・嗅覚のすべてを通して「クリムトの世界」に包まれる体験は、従来の展覧会では得られないものでした。
グスタフ・クリムトといえば、代表作「接吻」が有名です。
発表と同時に政府に買い上げられた国宝級名画であり、複雑な幾何学模様と金箔を贅沢に用いた装飾性が特徴です。
出典:Wikimedia Commons (1907-1908年)
さらに興味深いのは、クリムトの画風に日本美術の影響が色濃く表れている点です。
比較対象として、日本美術の作品を一点ご紹介いたします。
尾形光琳「紅白梅図屏風」
日本の伝統的な“流水文様”、背景を埋め尽くす金箔。
クリムトの画風とどこか共通する趣を感じ取ることができませんか。
出典:Wikimedia Commons (18世紀頃)
作品の技法や背景を知ると、単なる鑑賞を超えて、作者の人物像が浮かび上がってきます。
この美術鑑賞の奥深さに私は惹かれております。
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あわせて、
最近心に響いた素敵な書籍に出会いましたので、ご紹介させていただきます。
📖「ブレイン・プログラミング」
時間や年齢を理由に、心の奥にしまい込んでいる夢や目標は誰にでもあるのではないでしょうか。
志向の習慣を少しずつ変えるだけで、夢や目標は現実に近づいていく。
本書を読み進めるうちに、長らくためらっていた一歩を踏み出したくなる衝動に駆られます。
自分と向き合い、今を映し出し、未来へと背中を押してくれる。そんな一冊でした。
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芸術の秋、読書の秋
どうぞ皆様も、この季節を豊かにお過ごしください。