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6月
13
DIARY

千秋楽

Good morning

SL Gunjiです。

先日、ご縁がありはじめての相撲観戦をしてまいりました!

場所は両国国技館。

しかも年6回の本場所の最終日、千秋楽。

はじめての私にとっては、ちょっと贅沢すぎるタイミングでした。

しかも枡席というプレミア感👀

枡席(ますせき)とは

4人で1区画、靴を脱いで座布団に座るスタイル。

テレビでは届かない“生の音”が、すぐ目の前に広がっていて、まるで舞台の最前列にいるような感覚でした!

この日の主役は、

間違いなく大の里(おおのさと)

最終日まではなんと全勝の13勝。

土俵入りのときの凛とした表情や立ち姿、どこか神々しさすら感じる所作に、館内の空気がピタッと止まったような緊張感がありました。

最後は横綱豊昇龍との取り組みでしたが、

全勝とはいかず。

しかしながら、

大相撲夏場所で2場所連続4回目の優勝

により史上最速で横綱昇進を果たした、若干24歳の新星です。

もう一つ記憶に残っているものが

「弓取り式」

静かに、神様へ報告する儀式

全ての取組が終わったあと、土俵に再び登場する力士が一人。

手には一本の大きな弓。

これが、弓取り式(ゆみとりしき)です。

一日の取組が終わると、あらかじめ定められた幕下の力士が出場し、行司から弓を受けてこれを手にして土俵上で左右に縦横に振り回し、勇壮にしこを踏む儀礼。

これは勝力士の喜びを表現する意味があるものです。

相撲は、ただのスポーツではなくもともとは五穀豊穣や無病息災を願って、神様に奉納された神事でした。その名残が今も随所に残っていて、弓取り式もその一つで勝負がすべて終わり、怪我なく無事に一日が終えられたことを、神に感謝し、報告するような意味合いも持っているようです。

歓声で湧いた会場が、自然と静まり、拍手だけが響くこの時間。

熱戦のあとの余韻と、神聖な空気が溶け合うようで、なんとも言えない心の静けさに包まれました。

土俵の上で戦う姿には、

人間らしい欲や葛藤、誇りや覚悟が詰まっていて、でもそのすべてを、神様の前で捧げるように見える瞬間がありました。

はじめての相撲観戦。

枡席に座り、新横綱を見て、神事に触れて

日本にこんなに奥深くて、美しい文化があったんだと気づけた日になりました。

 

2025-06-13DIARY