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4月
22
DIARY

グランメゾンにいってみよう

こんにちは!本日はKenichiが担当いたします。

今回は趣向を変えて、実践編をお届けします。

有楽町の地下、地上の喧騒からスッと切り離された空間に、ちょっと背筋が伸びるような格式高いフレンチレストランがあります。その名も「アピシウス」。

 

 

最初はドアの前で深呼吸を一つ。なにせ“グランメゾン”という肩書きは、財布よりも緊張感を重くさせるものです。

でも席につくと、その空気感は不思議と柔らかく、居心地のよさに驚かされました。スタッフの方々の物腰の柔らかさに、こちらのこわばった笑顔もいつのまにか自然に。

 

 

さて、この夜の主役は料理……と言いたいところですが、私にとっての主役はワインでした。アピシウスには、いわゆる「コースに合わせたペアリング」は存在しません。

 

代わりに、料理が運ばれるたびに、タイミングよく登場するグラスワイン。これが毎回、料理にぴたりと寄り添うのです。

 

乾杯はもちろんシャンパーニュ。2004年に英国王室御用達に任命され、「気品と優美」を哲学としています。

な、なんだか同じ匂いを感じるなあ

10年を経たヴィンテージですが、それを全く感じさせないフレッシュ感。圧巻です。

 

 

 

前菜以降は白から赤、シェリーにコニャックまでフルコースでした。

今振返ると贅沢すぎる…

 

 

 

印象的だったのは、ソムリエさんの“さじ加減”。言葉少なに、でも確実にこちらの食事のペースや表情を見極めて、次の一杯をすすめてくれる。特に、お肉を食べ終えるタイミングでサッと現れた軽めの赤ワイン。「まだ終わらせませんよ」という静かな意志を感じたのは、たぶん気のせいではありません。

 

こうして料理に寄り添うグラスワインの数々が、会話の隙間をふわっと埋めてくれる。その体験自体が、アピシウスを“グランメゾン”たらしめているように思います。

 

料理もとんでもなくおいしかったのでご紹介したかったですが、今回はワインを楽しんでくださいませ。

2025-04-22DIARY