
クラシックのすゝめ 其の一

はじめまして!
本日のBlogを担当させていただきます 25 Rookie SL Hatakeyamaです。
初めてのBlogになりますので簡単に自己紹介をさせていただきます!
私は小さい頃から、ピアノ、吹奏楽、バンドと音楽に染まった青春を送っておりました!
中学高校では全国大会常連校だったこともあり、とても恵まれた環境で耳を肥えさせていただきました(笑)
そんな生活の中でいつも私の心の中にあったのは、ずばり、“クラシック”!
「古臭そう!」 「なんだかよくわからない!」
そう感じる方も多いとは思いますが、今回私のおすすめのクラシック曲をご紹介します!
ついでに、YouTubeで見られるオススメの演奏もご紹介いたします。
このBlogを機に、深い深いクラシックの沼に落ちていただければ幸いです(笑)
記念すべき一曲目は、ピアノ協奏曲の最高傑作とも称される、ラフマニノフ作曲の『ピアノ協奏曲第2番』です!
1. ピアノ協奏曲とは?
ピアノ協奏曲とは、オーケストラに対してピアノのソリスト、という構図の楽曲で、これがまた興味深い!
というのも、全3楽章構成になっていることが多く、各楽章には、劇的・抒情的・華やかさなどのテーマがあり、それに付随した主題(メインのメロディー)が用意されています。
さらには、”協奏曲”という言葉にはいろいろな解釈・側面があり
・ピアノとオーケストラの対話(掛け合い)
・互いの主旋律の取り合い(もはや競争曲)
・すべての楽器が一体となっての壮大な旋律(サビ的立ち位置)
など、ピアノの役割が曲中で目まぐるしく変化していきます!
こういった起承転結・展開がはっきりした構成なので、30分近い楽曲でも飽きることなく、まるで一本の映画を見ているかのような没入感を味わえるんですね!
2・ ロマン派の金字塔:ラフマニノフ
さて、この曲の作曲者は、難曲製造機として有名なラフマニノフ。
ラフマニノフはロマン派音楽を代表するロシアの作曲家で、自身の感情や感性を自由に表現することで有名です。
彼の奔放さは、本楽曲内、特に第3楽章に色濃く反映されていて(私の一番好きな楽章です)
形式・テンポも自由。技巧的かつ現代的な旋律を奏でるピアノと、雄大なオーケストラ。この絶妙な調和に鳥肌が立ちます(笑)
こういったある種の”意外さ”が、唯一無二の世界観をつくり、名曲たらしめている要因かもしれませんね。
もちろん、第1・第2楽章でもこの”ラフマニノフ節”は感じることができますよ!
3・ 引き継がれる演奏
では、最後に私一推しの演奏をご紹介して終わりにします!
ずばり、『ピアノ協奏曲第2番/辻井伸行 / BBC proms』です!!
この演奏は、日本が誇る天才盲目ピアニスト・辻井伸行氏がイギリスのBBCプロムズに招待された際のものになります。
辻井氏はタッチのきめ細やかさや楽曲の解釈・表現がずば抜けていて、元々私の推しピアニストでした!
しかし!この演奏はさらに次元が違うんです!
完璧なタイミングのブレス!繊細かつ大胆な音色!もう何度この演奏を聞いたかわかりません!
ちなみに、再生回数は驚異の2,000万回超えです。
まだこの演奏を聴いたことがない方にも、その凄さをわかりやすくお伝えします!
通常の演奏会では、一曲の演奏が終わるまで(つまり第3楽章が終わるまで)拍手を控えるのが暗黙のマナーとされています。
しかし本公演ではあまりに異次元の演奏を前に、各楽章ごとに割れんばかりの拍手、歓声が鳴り響いていました(笑)
格式高きマナーをも吹き飛ばすほどの演奏────恐るべし・・・
気になった方は是非!一度彼の演奏を聞いてみてくださいね!
本当はもう何曲かご紹介したかったのですが、想像以上の文量になりましたので、続きは「クラシックのすゝめ 其の二」にて、たっぷりと語らせていただきます(笑)
次回は「愛と狂気のヴァイオリニスト パガニーニ」の予定です。
それでは皆さん。またお会いする日までお元気で。
SL Hatakeyama