ウートートー
みなさんおはようございます。
本日はSL Fukadaが担当します。
今年も早いもので
残り5ヶ月を切りました。
ついこの間
正月休みだったのが
もうお盆休みですね。
きっと帰省される方も
多いのではないでしょうか。
お盆は
先祖や亡くなった人たちが苦しむことなく
成仏してくれるようにと
子孫が報恩の供養をするための行事です。
このお盆は
地域や国が変われば
時期ややり方が変わってきます。
私の実家がある沖縄のお盆は
一般的な日本のお盆と違い
旧暦になるので今年は8/28-30です。
初日はウンケー(ご先祖様を迎える日)
2日目はナカビ(ご先祖様とくつろぐ日)
最終日はウークイ(ご先祖様を見送る日)
沖縄の人たちは
この3日間をとても大切にしています。
世界に目を向けると
例えば
メキシコやイタリアなどで行われる
「死者の祭り」
毎年11月1日~2日に行われる行事で
この日に
亡くなった家族の霊(魂)が戻ってくると
言われています。
特にメキシコの場合は
昔から(アステカ文明のころから)
先祖の骸骨(がいこつ)を身の回りに置く
習慣があり
のちにキリスト教が入ってくると
キリスト教の死者の日と
その習慣が組み合わさって
現在の死者の日になったんです。
シンガポールやマレーシアの
中華系の人たちの間で行われる行事が
「ハングリーゴースト」
その名の通り
おなかを空かした幽霊が現れるので
食べ物などを路上にささげて
満足してもらおうという行事です。
旧暦の7月になると
地獄の門が開き
浮かばれない幽霊がこの世に戻ってきます。
そのため中華系の人たちは
身を慎み
食べ物をささげ
幽霊たちにダミーの紙幣や金品を用意して
悪さをされないように配慮するんです。
その期間のタブーとして
- ドアを開けたままで眠らない
- 背後から自分の名前を呼ばれたら振り返ってはいけない
- 夜に泳がない
- 結婚や引っ越しを避ける
- 樹木に立小便をしない
- 外で使った傘を室内で開かない
- ごはんにはしを刺さない
- 部屋に現れた珍しい生き物を絶対に殺さない
普通の生活でも
やるべきではないことが
いくつかありますね。
みなさんも
日本のお盆だけではなく
世界中の独特なお盆を
味わってみるのも
いいのでは?