
都心「駅徒歩10分以内」ホントの価値

GREのkawanoです。
皆さんは10分の間で何が出来ますか?
髪の毛をセットする時間、お風呂に入浴している時間、トイレにこもっている時間・・・
今回はこの10分にフォーカスしてみます!
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1. なぜみんな「駅徒歩10分以内」が好きなの?
住まい探しで「駅徒歩10分以内」は鉄板の人気条件。特に都心では、単に便利というだけでなく、実は「手に入りにくい」という希少価値が隠されています。なぜ都心の駅近物件がこれほど求められ、価値が高いのか、プロの視点からサクッと解説します。多くの方が物件検索で最初に絞り込むのが「駅からの距離」。不動産ポータルサイトでも主要な検索条件で、必然的に注目度が高まります 。
2. 「駅徒歩10分」のリアルとメリット
不動産広告の「徒歩○○分」は、「道路距離80m=1分」で計算されます 。信号待ちや坂道は含まれないので、実際の体感とは異なることも 。2022年からはマンションで最も遠い部屋からの時間も併記されるようになりましたが、やはり内見時の確認は必須です 。
それでも「駅徒歩10分以内」には確かな価値があります。
- 交通・生活が超便利: 通勤時間が短縮され、駅周辺にはお店も多くて便利 。
- 安心感: 夜道も比較的人通りが多く明るい 。
- ちょうど良い距離感: 駅前の喧騒から少し離れ、静かさと便利さを両立できることも 。
- 健康的: 自然と歩く習慣がつく 。
3. なぜ少ない?都心の駅近物件が希少なワケ
都心で「駅徒歩10分以内」の物件が限られるのには、構造的な理由があります。
- 土地がない: 都心は既に開発され尽くしており、新しい土地の確保が難しい 。
- 商業地が多い: 主要駅周辺はオフィスや商業施設が優先されがち 。
- 古い建物が多い&再開発も大変: 既存の建物を再開発するには時間とコストがかかります。
- 供給が追いつかない: 需要に対して新しい物件の供給がなかなか増えません。
駅を中心とした徒歩10分圏内という限られたエリアは、商業、オフィス、住宅などあらゆる用途で競争が激しく、住宅供給は限られてしまうのです。
4. 「駅徒歩10分以内」の圧倒的人気
- 圧倒的な支持率: 賃貸を探す人の8割以上が徒歩10分以内を希望 。妥協しにくい条件の一つです 。
- 賃料への影響: 当然、人気なので賃料は高めになる傾向があります 。
- 資産価値も安定: 貸しやすく、価格も下がりにくいと言われています 。駅から1分遠ざかるごとに中古マンション価格が下がるというデータも 。
5. それでも「駅近」を勧める理由
家賃は高めでも、それ以上の価値があるからです。
- 時間と生活の質への投資: 日々の快適さはお金で買えない価値。
- 景気に左右されにくい: 不況時でも需要が底堅く、比較的安定しています。
- 将来も安心: 転職や家族構成の変化にも対応しやすい利便性。
- 「5分~10分」は狙い目: 駅前の喧騒を避けつつ、利便性も享受できるスイートスポットかも 。
都心部の再開発は 、エリアの魅力を高め、駅近物件の価値をさらに押し上げる可能性があります。
6. 「駅近」の賢い選び方のコツ
- 賢い選び方のコツ:
- 必ず自分の足で歩く(時間、道のり、騒音確認)
- 昼と夜、平日と休日など時間帯を変えて訪問
- 窓の方角や建物の構造(遮音性など)をチェック
- 譲れない条件の優先順位を決めておく
駅から少し離れた5分~10分の物件は、騒音問題を避けつつ利便性を享受できる良いバランスかもしれません 。
7. まとめ:将来を見据えた「駅徒歩10分以内」という選択
都心の「駅徒歩10分以内」物件は、強い需要と限られた供給から生まれる希少価値があります。それは高い賃料だけでなく、豊かな生活や安定した資産価値に繋がります。初期費用や家賃は高くても、その立地が持つ魅力と利便性は、日々の生活の質を高め、将来的な安心感をもたらします。東京が発展し続ける限り、この価値は揺るがないでしょう。